八田先生の「どうなってるの?ゲノム編集食品」(一社)に参加しました!

11月23日(祝)ゲノム編集食品の勉強会に参加してきました。

印象に残った部分

▼ゲノム編集は自然界でも起こりうる変化と位置づけられており、遺伝子組み換えのような厳しい規制の対象にならない。法的な監視の目、問題が起きたときに対応する仕組みが事実上ない

▼自然界で起こりうる変化と意図的にゲノム編集された食品とを区別するための技術はない

▼ゲノム編集食品であることを申告、表示するのは任意

▼ゲノム編集されたものを製品として流通させる際、ゲノム編集技術開発者へのライセンス料が発生する

現時点では、ゲノム編集という技術の評価を必要としている科学技術者の側が、ゲノム編集食品であることを敢えて付加価値として表示しているそう。

ゲノム編集技術が今後商業ベースに乗ったとき、法的な規制、監視の目がないまま、企業は任意の表示を行うでしょうか?

ゲノム編集技術が良いか悪いかを評価するつもりも、技術そのものを絶対反対と言うつもりもありません。

ただ、ゲノム編集されたものが食べ物になったとき、私の口に入れるかどうかは自分で決めたい。

そのための情報を開示してほしい。

私達には選択する権利も、選択するための情報を知る権利もあります。

そして、ゲノム編集が世界の深刻な食料不足を解決する!と謳う割には、食料にして流通するためにライセンス料(どれほどの額なのかは不明だそう)が必要で、結局その技術の恩恵を享受できるかどうかは資本に左右されている…???

大きなキャンペーンが打たれているときこそ、一度立ち止まり、自分の頭で考え学ぶことが必要だと思います。

この勉強会の講師を務めてくださったのは農民連食品分析センター所長八田純人さん。ユーモアと狂気(?)を感じるハイセンスなイラストを添えて、分かりやすく説明してくださいました。

農民連食品分析センターは、日本で唯一民間の寄付により運営している化学分析施設。一般市民が化学分析検査を依頼出来る場所はとても貴重です。センターのこともぜひ支援していきたいです。

農民連食品分析センター
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