一人ひとりの声が世界を動かす
イスラエルのガザ侵攻から1ヶ月余りが経ち、ようやく、今月15日国連安保理が人道的戦闘休止を求める決議案を採択したことが報道されました。
安保理はこの1ヶ月間複数回に渡って停戦要請決議案を否決し、日本もこれまで採決を棄権するなど、現状維持に加担し続けてきました。
生きるための物資を絶たれ、抵抗する術も逃げる場も持たない、極限状態のパレスチナの人々。
病院や学校など民間人に向けての攻撃が繰り返され、1万人以上の犠牲者のうち半数近くを子どもが占めています。
この惨状を目の前にして、ガザでの停戦を求めて世界各地で数万人規模のデモが行われ、
ここ日本でも、街頭に立ち、SNSで情報を発信し、首相官邸や外務省へ意見を送る等アクションを起こした人が大勢います。
ここにきて日本が休戦に賛成し、常任理事国が戦闘休止を容認せざるを得なくなったのは、そうした国際世論の高まりを無視できなかったためです。
安全圏から声を上げることを冷笑する人もいて、躊躇うこともあるかもしれません。
ですが、今回一人ひとりが声を上げたことが世界を動かしたという事実を得て、なにも迷うことはないと確信しています。