11/10 夫婦別姓について思うこと@南大沢

今日は私の名前にまつわるお話をしたいと思います。

私は結婚を機に八王子市南大沢に移り住み、
夫の姓である金子の苗字で20年間生活してきました。

統一地方選挙にチャレンジすることを決め、
そのための名前の表記を決定したときのことです。

旧姓を名乗ることもできると聞き、
旧姓で選挙にチャレンジしたいという思いも湧きました。

しかし、
八王子で20年この名前で暮らしてきたことを踏まえ、
金子亜希子の名で活動することに落ち着きました。

この名前の決定について、様々な思いがよぎりました。

名前を変更した20年前の喪失感を思い出し、
旧姓が私にとって大切なアイデンティティであったこと
を再確認しました。

別性の使用が必要になるようなキャリアもないまま
家庭に入った当時の私に、
別姓を名乗る選択肢はなかった。
今振り返るとそんなも諦めもあります。

でも私は今、
結婚を機に主に女性が苗字を変えることになるのは、
社会のしくみがそうさせている
ということを知っています。

このモヤモヤとした思いを
後に続く人達に同じように味あわせてよいのだろうか。

生まれて以来の名前を大切にしたいのなら
そのまま大切にできる社会

名前を変えることが
その方のアイデンティティを尊重することになるのなら
変えることのできる社会

そのどちらの選択をしても良い社会を目指したい。

このことは選択的夫婦別姓の実現
現行の結婚制度においての話に限りません。

全ての人が
自分にとって大切な名前を名乗れる社会になるように、
地方自治体からできることを
一緒に考えていきましょう。