11/17 スピーキングテストについてお話ししました@みなみ野

この週末、
都立高校入試の一環として
英語スピーキングテストが実施されようとしているのを
ご存知でしょうか?

東京都教育委員会により、
テストの作成・運営・採点まで、
一民間企業に委託されて行われます。

都立高を受ける都内公立中学校の生徒のみが
受験必須となっている不公平性、
個人情報の取り扱い、
テスト当日の運営で予想される不備、
採点基準の不透明さなど、
様々なことが問題となっています。

私には、公立中学校に通う中学3年生の息子がいます。

先日英語担当の先生に
スピーキングテストの対策について聞いたところ、
授業では教科書を進めることが優先
課題という形で取り組ませている
とのことでした。

ここで、
学校で学ぶ時間の保証がないものを、
入試に組み込むことに素朴な疑問が湧きます。

結局、塾などに頼ることになり、
家庭間の経済格差が
入試結果を左右することになりかねません。

スピーキング能力底上げのために
テストを実施するそうですが

それならば、
実践的な英語力を身につけられるように
英語のカリキュラム自体を見直すこと、
スピーキングの機会が充分に持てる
少人数クラスを実現することなど、
先に取り組むべきことがあるはずです。

公教育の迷走で人生を左右されるのは、
当事者である中学3年生。

ひとりでも多くの方に関心を持っていただき、
手間を省かない公教育の実現に向けて
この英語スピーキングテストの動向を
注視していくことが必要だと思っています。

この問題に関する署名運動もあります。
署名→都立高校入試へのスピーキングテスト導入を求めます。