2023年 初春の想い「大事なことは市民が決める」

 今日は七草の日。無病息災を祈って七草粥をいただく節句行事です。
年が明けて既に慌ただしい日常が始まっていて、なかなか丁寧な暮らしはできないこともありますね。
でもその中でも、誰しも「これだけは手をかけたい」「自分の手でやる」と優先順位を決めていることありませんか。
自分の暮らしだけではなく、同じように地域のこと社会のことも自分たちの手でできることは、たくさんあります。
 私は20年来の生活クラブ組合員で、約3年前までデポー八王子みなみのワーカーズとして働いていました。
現在ネットの政策委員として社会のこと、政治のことを学ぶ中で、生活クラブの消費者運動がいかに主体的であるかをひしひしと感じています。
私が生活クラブに加入したときには、今ある様々な仕組み、例えば消費材の安全性確保のための自主基準、自主監査、容器のリユース、生産者を支える予約購入等が既に出来上がっており、私は理想の消費活動の形を生活クラブに見い出して、ただただありがたく享受していました。デポーで働き始めてなお、そうした仕組みを支える意識はあっても、生活クラブの運動の本質は掴めていなかったように思います。

 生活クラブの真ん中にあるものは「必要なものがなければ自分達で作る」その主体性。

「大事なことは市民が決める」ネットの源流ですね。政治、行政サービスも同じです。
必要な仕組みがなければ自分で作れる、変えられるということを、皆さんと実感していきたい。
そのために、政治と生活を結ぶコーディネーターの役割を果たしていきたいと考えています。